楽天モバイルが東京メトロで通信品質改善、2025年度中に帯域幅拡張完了へ
- 2024年11月18日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)であるRakuten Mobile (楽天モバイル)はTokyo Metro (東京地下鉄道)が運営する東京メトロの地下鉄で通信品質の改善に取り組んでいることが分かった。
Rakuten Groupは2024年第3四半期(2024年12月期第3四半期)の決算発表に合わせてRakuten Mobileの取り組みも紹介した。
東京メトロの地下鉄では共用設備を用いてRakuten Mobileの携帯通信網を整備している。
既存の共用基地局の帯域幅拡張整備によって通信品質の改善を推進しているという。
帯域幅拡張整備が完了すると、帯域幅は従来の5MHz幅から20MHz幅となる。
そのため、帯域幅拡張整備が完了した駅や駅間では混雑時など通信品質の改善が期待できる。
2024年度中、すなわち2025年3月末までに共用基地局の40%、2025年度中、すなわち2026年3月末までに共用基地局の100%で帯域幅拡張整備を完了する予定である。
整備工程は予定であるため、変更が発生する場合があるという。
帯域幅拡張整備が完了した駅や駅間では交通広告を掲出しており、電波強化を完了したとアピールしている。
なお、共用基地局は公益社団法人移動通信基盤整備協会(Japan Mobile Communications Infrastructure Association:JMCIA)が設置および移動体通信事業者各社で共用する基地局を意味する。
共用基地局で整備したRakuten Mobileの携帯通信網は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を利用できる。
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