マレーシアのU Mobile、筆頭株主がシンガポール政府からジョホール州王族に
- 2025年01月02日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Technologies Telemediaは同社の完全子会社でシンガポールのStraits Mobile Investmentsがマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるU Mobileの株式に関してマレーシアのMawar Setiaと条件付き株式売買契約を締結したと発表した。
Straits Mobile Investmentsは契約に基づき同社が保有するU Mobileの株式の過半をMawar Setiaに売却する予定である。
取引の完了後はU Mobileに対するStraits Mobile Investmentsの持分比率は約20%となる。
そのため、Mawar SetiaにはStraits Mobile Investmentsが保有する48.26%の過半となる約28%の株式を売却することになる。
Singapore Technologies TelemediaはStraits Mobile Investmentsを通じてU Mobileの48.26%を保有することになり、持分比率は過半に満たないが、間接所有する筆頭株主として重大な影響力を与えているため、U Mobileを子会社として扱っている。
しかし、取引の完了後はU Mobileを子会社から除外する。
Mawar Setiaは株式の70%をマレーシアの実業家、30%をジョホール州王族が保有している。
ジョホール州王族は直接的にもU Mobileの株式の22.31%を保有するため、取引の完了後は合計で30%超を保有する事実上の筆頭株主となる。
なお、Singapore Technologies Telemediaはシンガポール政府が完全所有するシンガポールのTemasek Holdingsの完全子会社である。
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