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Androidの次期バージョンとなるAndroid Lの新機能が明らかに、キルスイッチ機能などを搭載へ



GoogleはAndroid OSの次期バージョンとして「Android L」をGoogle I/O 2014で公開した。

最終的にはバージョン名やコードネームが公開されることになると思われるが、Google I/O 2014では公開されることなくAndroid Lとして説明していた。

バージョンはAndroid 5.0、コードネームはLollipopが有力視されている。

2014年後半にリリース予定となっており、公開されたAndroid Lは開発用であり最終版ではないので注意が必要である。

メジャーバージョンアップとなるだけに、ユーザインターフェースが大きく変更されており、パフォーマンスも改善したという。

ユーザインターフェースはMaterial Designを採用しており、フラットデザインを適用している。

システム面だけではなくGoogleが提供するアプリケーションも刷新されており、システムのユーザインターフェースに合わせてアイコンが新しくなっている。

動作面ではアプリケーションの高速化、グラフィックス、消費電力の抑制などが強化されている。

消費電力の抑制はProject Voltaとして、消費電力の抑制に特化したAPIを導入している。

CPUの動作周波数や描画フレームレートの制御などをユーザが任意に設定できるBattery Saver Modeも追加し、スマートフォンの課題として挙げられることが多い省エネ機能を強化している。

また、これまでにも噂されていた通り、64bitのアプリケーションプロセッサにも対応し、セキュリティ面を重視してキルスイッチ機能やユニバーサルプライバシーコントロール機能にも対応する。

キルスイッチ機能は盗難被害の拡大防止に役立つ機能で、盗難された際に盗難者が勝手に操作するのを防止するために本来の所有者が遠隔で操作できる。

ユニバーサルプライバシーコントロールは個人情報へのアクセスを遠隔で操作できる機能とされるが、詳細については説明が省かれた。

その他、Googleはマルウェアなどセキュリティ面についての認識を強めていることを表明している。

あくまでも開発版のAndroid Lであり、最終版には変更が加えられる可能性もあるので、その点は留意しておきたい。

Google Android

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