SK TelecomのブロードバンドLTE-Aのスピードテスト結果が公開される、実測で200Mbps近い速度も
- 2014年06月29日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomは2014年6月19日より下り最大225MbpsのブロードバンドLTEサービスを開始している。
LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを適用しており、ブロードバンドLTEと呼ばれる連続した20MHz幅の帯域を含めたキャリアアグリゲーションとなるため、ブロードバンドLTE-Aと呼ばれている。
SK Telecomの場合はCA_3-5を採用しており、FDD-LTE 1800(B3) MHzの20MHz幅とFDD-LTE 850(B5) MHzの10MHz幅を下りのみ束ねている。
LTE UE Category 6やLTE-Advancedに対応した端末では通信速度が下り最大225Mbpsとなる。
SK Telecomは下り最大225Mbpsに対応したスマートフォンとして、Samsung Electronics製のSamsung GALAXY S5 Broadband LTE-A (SM-G906S)を販売している。
Samsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aを用いて通信速度を測定した結果がSK Telecomの公式ブログにおいて公開されている。
いずれもソウル市内における測定結果で、その測定結果を下りのみ掲載しておく。
龍山駅広場付近にあるサウナの前:153.8Mbps
江南の新沙洞カロスキルの街路樹通り:199.6Mbps
三成洞にあるCOEX MALL内:183.1Mbps
江南駅付近の交差点:137.7Mbps
江南駅付近にあるCGV江南の館内:166.4Mbps
教大駅前:173.2Mbps
ソウル市庁付近:135.0Mbps
崇礼門付近:106.0Mbps
ソウル市内にある測定者の自宅:199.9Mbps
どの結果も速度が出ているので、良い記録だけ掲載していると思われる。
また、W杯・韓国vsアルジェリアの直前で閑散としていた場所もあるということなので、あえて閑散とした場所を選択した可能性もある。
とりあえず、SK Telecomの公式ブログに掲載されるということで、確実に速度が出る環境で測ったことは間違いないと思うが、自宅で199.9Mbpsは羨ましいところ。
SK Telecomはどのようなポリシーでキャリアアグリゲーションを適用しているのかは不明であるが、150Mbpsを超えている記録は間違いなくキャリアアグリゲーションを適用していると考えられる。
理論値が225Mbpsで実測値が200Mbps近くというのはかなり環境が良くないと出ないと思うが、実際に200Mbps近く出るくらい環境が良い場所があることは確かなのでしょう。
具体的な場所が公開されているので、SK TelecomのLTE契約回線とSamsung GALAXY S5 Broadband -LTE-Aを所有している人が見ていれば試してみてはどうでしょう。
余談ではあるが、もし私なら199.9Mbpsが出たら200Mbpsを超えるまで粘ると思う。
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