楽天シンフォニー、スリランカのSLTMobitelとOpen RAN試験へ
- 2025年11月09日
- Rakuten-総合
Rakuten Symphony (楽天シンフォニー)はスリランカの移動体通信事業者(MNO)でSLTMobitelとして携帯通信事業を行うMobitelとOpen RANの試験運用に向けた覚書を締結したと発表した。
両社は合意に基づきスリランカでOpen RANの試験運用を行う計画である。
対象の無線方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式となる。
NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成とスタンドアローン(SA)構成ともに対象となっている。
Rakuten Symphonyは同社のOpen RANポートフォリオを試験で活用する計画で、Open RANポートフォリオには仮想化された分散装置や集約装置と第三者の無線装置が含まれる。
なお、Rakuten SymphonyはRakuten Group (楽天グループ)の連結子会社である。
Rakuten GroupはRakuten Mobile (楽天モバイル)を通じてRakuten Symphonyを完全所有している。
MobitelはスリランカのSri Lanka Telecomの連結子会社で、Sri Lanka Telecomによる出資比率は100%となっている。
本社はスリランカのコロンボ市に所在する。
過去にはNTTがSri Lanka Telecomに出資していたが、両社の資本関係は解消した。
Sri Lanka Telecomは固定通信事業を展開しており、携帯通信事業を担当する子会社がMobitelとなる。
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