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LG U+の副社長がスマートフォンの納入遅れについてSK Telecomとサムスンを批判



韓国の移動体通信事業者であるLG U+の副社長はスマートフォンの納入遅れについてSK TelecomとSamsung Electronicsを批判したことが分かった。

韓国・ソウルで開催されたLG U+の副社長による記者会見の内容を韓国メディアが伝えている。

韓国では下り最大225MbpsのブロードバンドLTE-AをSK Telecomが2014年6月19日に開始し、韓国の3社では最も早く提供を開始している。

SK TelecomがSamsung Electronics製のスマートフォン「Samsung GALAXY S5 Broadband LTE-A」を2014年6月19日に発売したのに伴い、SK TelecomはブロードバンドLTE-Aを開始することが可能となった。

この件について、LG U+の副社長は噛みついたという。

現状は下り最大225MbpsのブロードバンドLTE-Aに対応したスマートフォンはSamsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aのみであり、それを発売しなくてはブロードバンドLTE-Aのサービスを提供していないことになる。

LG U+によると“SK TelecomとSamsung Electronicsが結託してSK Telecomが最初に発売している”“同じ性能の端末にも関わらず、LG U+向けに納入が遅れるのは公平ではない”“グローバルメーカーのSamsung Electronicsがこれではいけない”と主張している。

どうやら、Samsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aの発売が遅れたことで世界初のブロードバンドLTE-A開始を名乗れなかったことに不満を持っているようで、Samsung GALAXY S5 Broadband LTE-A をLG U+向けに納入するのが遅れたことについてSK TelecomとSamsung Electronicsに原因があると指摘している。

LG U+はそのように指摘するものの、SK TelecomとSamsung Electronicsが意図的にLG U+向けのSamsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aを遅くするように結託したのかは不明である。

ただ、LG U+はネットワーク側の準備は世界初で開始できるように完了していた模様で、世界初を名乗れない原因がSamsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aの遅れによるものであれば腹を立てる気持ちになるのも分からなくはない。

しかし、今後もSamsung Electronicsから端末を調達するのであれば、記者会見の場で安易に過激な発言をするのは控えた方が良いのではないだろうか。

なお、LG U+は2014年6月26日よりSamsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aを販売を開始している。

LG U+は3バンドLTEの商用化も世界初を狙っており、こちらも対応した端末が必要となる。

おそらくSamsung Electronicsが最初の対応スマートフォンを投入することになると思われるので、あまり喧嘩腰にならずに協議していただきたいところである。

DDaily

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