OREX SAIの5G基地局がインドネシアの認証取得、AmpliTech協力でインド製
- 2025年11月20日
- docomo-NEC
OREX SAI製の基地局「AMPU-ODRU4420-N50-V1」がインドネシアの通信デジタル省(Ministry of Communications and Digital Affairs:Komdigi)の型式認証を取得した。
設備名は無線装置(基地局)、商標はAmpliTech、製造国はインドである。
申請者はOREX SAIのインドネシア法人であるOREX SAI Indonesiaとなっている。
通信デジタル省の型式認証上の製造者はOREX SAI Indonesiaの扱いとなる。
機器名称や設備名から基地局を構成する無線装置で、n50に対応することが分かる。
n50は1.4GHz帯のTDDの周波数で定義されたFR1のNR Bandである。
インドネシアで固定無線アクセス(FWA)向けに割当した1.4GHz帯で無線方式として第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入する場合はn50として運用できる。
これまでに、OREX SAIはインドネシアのSurgeとして事業を行うSolusi Sinergi Digital向けにn50に対応した無線装置を開発および供給する計画を発表しており、AMPU-ODRU4420-N50-V1はSolusi Sinergi Digital向けの無線装置と考えられる。
通信デジタル省の型式認証では商標をAmpliTechと記載しているため、米国(アメリカ)のAmpliTechが開発に協力したと思われる。
AmpliTechは無線装置の開発および製造でインドのVVDN Technologiesと提携しており、無線装置の製造はインドで行う。
そのため、AMPU-ODRU4420-N50-V1もインドで製造することになる模様である。
OREX SAIはNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社で、Open RANの技術を適用してインドネシアで5Gの構築に協力する。
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