韓国3キャリアが全国で一斉に下り最大225MbpsのブロードバンドLTE-Aを7月1日より開始
- 2014年06月30日
- 海外携帯電話
韓国のSK Telecom、KT、LG U+の移動体通信事業者3社は2014年7月1日より一斉にブロードバンドLTE-Aの商用サービスを全国で開始する。
SK Telecomが2014年6月19日より先行して地域限定で開始しているが、全国84都市における展開は3社同時となる。
韓国政府機関の未来創造科学部は周波数オークションを通じて周波数の付与する際に、競合他社との公平性を考慮して全国で利用可能となる日を2014年7月1日と定めており、ブロードバンドLTE-Aはその周波数オークションで獲得した帯域を使うためにブロードバンドLTE-Aは2014年7月1日より全国で一斉に開始することになる。
ブロードバンドLTE-AはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを適用しており、ブロードバンドLTEと呼ばれる20MHz幅と従来のLTEの10MHz幅を下りのみ束ねて、下りの通信速度を高速化する。
ブロードバンドLTE-Aに用いる周波数帯は下記の通りになっている。
SK Telecom:CA_3-5, FDD-LTE 1800(B3) MHz 20MHz幅 + FDD-LTE 850(B5) MHz 10MHz幅
KT:CA_3-8, FDD-LTE 1800(B7) MHz 20MHz幅 + FDD-LTE 900(B8) MHz 10MHz幅
LG U+:CA_5-7, FDD-LTE 2600(B7) MHz 20MHz幅 + FDD-LTE 850(B5) MHz 10MHz幅
LTE –AdvancedやLTE UE Category 6に対応した端末で、下り最大225Mbpsの高速な通信を利世可能である。
対応端末としてはSamsung Electronics製のSamsung GALAXY S5 Broadband LTE-Aが用意されており、型番(モデル番号)はSK Telecom向けがSM-G906S、KT向けがSM-G906K、LG U+向けがSM-G906Lとなる。
2014年後半にはLG ElectronicsやPantechもブロードバンドLTE-Aに対応したスマートフォンを投入する計画である。
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