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商用LTEサービスは111の国や地域で318の事業者が提供、最多の周波数帯は依然としてBand 3に



GSAは世界のLTEネットワークに関する調査結果を発表した。

2014年7月28日時点で世界の111の国や地域において318の事業者が商用のLTEサービスを提供している。

2014年に入ってからは51の商用LTEサービスが開始しており、商用LTEサービスを提供する事業者は2014年末までに350を超えると見込まれている。

直近ではイスラエル、マダガスカル、北マリアナ諸島において商用LTEサービスが開始している。

商用LTEサービスで最も採用されている周波数帯は1.8GHz帯のBand 3となり、70の国と地域で144の事業者が採用する。

Band 3を採用する事業者は全体の45%以上になり、769もの対応した商用端末が登場しておりBand 3に対応した端末は全体の40%にも及ぶという。

Band 3に次いで多いのが2.6GHz帯のBand 7で、全体の26.4%にも達するとのことである。

3番目に多いのは800MHz帯のBand 20で、1GHz未満の低い周波数では最も使用されている周波数帯となっている。

33の国と地域で55の事業者が採用しており、467の対応した商用端末が登場している。

新たに2014年から採用が開始された周波数帯として、APT700として知られる700MHz帯のBand 28が挙げられている。

Band 28は日本でも導入される予定であるが、最初に台湾で商用サービスを開始している。

6の事業者がBand 28の商用サービスを開始しており、11のメーカーから33の対応端末が登場している。

LTEネットワークのうちTD-LTEの商用ネットワークは26の国と地域で提供されているという。

26の事業者がTD-LTEのみで提供しており、13の事業者がFDD-LTEとTD-LTEの両方を提供する形になっている。

VoLTEについては35の国と地域で66の事業者がトライアルの実施、もしくは商用サービスを提供中としている。

VoLTEを提供する主な地域としては、香港、日本、シンガポール、韓国、米国が挙げられている。

周波数帯が異なるモデルを含んで、92のVoLTE対応端末が市場に投入されている。

LTE UE Category 4に対応した端末で下り最大150Mbpsの通信サービスが利用できる地域は少なくとも36の国と地域としている。

LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションは15の事業者が開始しており、69の事業者が展開に向けて準備中とのことである。

なお、ここで出てくる対応端末とはスマートフォンやタブレット以外に移動用のデータ通信専用端末や固定のバックボーンに使用する端末も含まれる。

GSA

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