世界における2014年第2四半期のモバイルOSシェアが判明、Androidが圧倒的な結果に
- 2014年07月31日
- 携帯電話総合
米国の調査会社であるStrategy Analyticsが世界における2014年第2四半期のスマートフォン出荷台数およびモバイルOS別シェアを明らかにした。
スマートフォンの総出荷台数は2億9520万台で、前年同期の2億3300万台より増加している。
前年同期比の成長率は26.7%で、前年同期は48.9%であったため成長率は鈍化しているもののプラスの成長は継続していることが分かる。
モバイルOS別では首位がGoogleのAndroidで2億4960万台となっており、前年同期の1億8680万台から増加している。
シェアは前年同期の80.2%から84.6%に増加しており、市場の8割以上を占める圧倒的な強さを保持している。
2位はAppleのiOSで3520万台となり、前年同期の3120万台から増加している。
出荷台数は増加したものの、シェアは前年同期の13.4%から11.9%に減らしている。
Androidがシェアを大きく拡大したことで、iOSのシェアが下がったものと考えられる。
3位のMicrosoftは出荷台数は800万台となっている。
前年同期の890万台から減少しており、シェアも3.8%から2.7%に減らしている。
MicrosoftにはWindows PhoneとWindows Mobileが含まれる模様であるが、大半はWindows Phoneと思われる。
4位はBlackBerryとなり、前年同期の570万台から190万台と大幅に減少した。
出荷台数の大幅な減少に伴ってシェアも2.4%から0.6%に大きく減らす結果となっている。
その他のOSは出荷台数が50万台でシェアは0.2%と、前年同期と全く同じ数値である。
なお、その他のOSにはMozillaが開発するFirefox OSなどが含まれるが、市場全体では非常にシェアが少ないことが分かる。
BlackBerryはその他のOSに迫るほど大きくシェアを減らしている。
今後、スマートフォンの需要は新興国を中心に高まると見られており、各社が新興国をターゲットにしたスマートフォンを開発している。
GoogleはインドなどをターゲットとしてAndroid Oneプログラムを発表しており、更にシェアを伸ばしていく可能性も十分に考えられる。
MicrosoftはWindows Phone 8.1 GDR1のリリース、AppleはiOS 8を採用した次期iPhoneのリリースを控えており、四半期ベースのモバイルOSシェアは大きく変動する可能性もある。
Samsung ElectronicsのTizen OSはいつまで延期するのかも気になるところである。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。