韓国SK Telecom、下り300Mbpsの3バンドLTE-Aに向けてネットワーク構築を開始

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韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomは3バンドLTE-Aのネットワークの構築を開始したと発表した。
LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを適用して、LTE 2100(B1) MHzの10MHz幅とLTE 1800(B3) MHzの20MHz幅とLTE 850(B5) MHzの10MHz幅で計3バンドを束ねる。
3バンドを束ねたキャリアアグリゲーションを世界で初めて商用化することを目指している。
帯域幅は40MHz幅となり、通信速度は下り最大300Mbpsを実現する。
SK TelecomはLTEサービスの開始時からLTE 1800(B3) MHzとLTE 850(B5) MHzで展開しているが、3バンドLTE-Aの開始に向けてLTE 2100(B1) MHzの基地局建設に着手した。
釜山広域市の一部地域では2014年2月よりLTE 2100(B1) MHzの試験基地局を設置していたが、2014年5月7日からはソウル特別市と光州広域市と釜山広域市の一部を中心にLTE 2100(B1) MHzの基地局の設置を拡大する。
基地局は3バンドLTE-Aに対応した端末が発売される前にソフトウェアのアップグレードを適用する予定という。
3バンドLTE-Aに対応した端末が発売されるまではキャリアアグリゲーションを適用せずにLTE 2100(B1) MHzを利用することが可能で、それだけでも3つの周波数帯にユーザが分散して体感速度が向上するとしている。
尚、3バンドLTE-Aの提供時期については明らかにしておらず、2014年年末頃になるとの見解があることに触れている。
・SK Telecom
http://www.sktelecom.com/press/detail.do?idx=3235