韓国でファーウェイが苦戦、HUAWEI X3の10月の販売台数はわずか1000台
- 2014年12月10日
- 海外携帯電話
韓国で中国のHuawei Technologies(華為技術)が苦戦していると韓国メディアが報じている。
Huawei Technologiesは韓国のスマートフォン市場に参入し、VoLTEやLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションに対応したHUAWEI X3を投入したが、2014年10月の月間販売台数がわずか1,000台に留まるという。
HUAWEI X3はLGグループの仮想移動体通信事業者であるmediaLogを通じて発売された。
mediaLogはLG U+のネットワークや設備を利用する仮想移動体通信事業者で、ブランド名をU mobiとして展開している。
ただ、販売不振のため発売から2ヶ月も経たずに価格が528,000韓国ウォン(約56,000円)から330,000韓国ウォン(約35,000円)に値下げされた。
HUAWEI X3はLTE UE Category 6にも対応しており、韓国では下り最大225Mbpsの高速な通信を利用できる。
下り最大225Mbpsに対応したスマートフォンとしては格安であるが、mediaLogの加入者数から考えても月間販売台数は少ないとされている。
mediaLogでの販売が不調であるためか、当初は取り扱わない方針を示したLG U+もHUAWEI X3の販売を開始している。
韓国ではLG U+がHuawei Technologiesの基地局設備を導入する際に反対意見も多く、Huawei Technologiesを避けたがる傾向も見られる。
HUAWEI X3の値下げ後の価格と同価格帯のスマートフォンとしてはPantech VEGA POP-UP Noteや値下げ後のPantech VEGA Iron 2が存在しており、Pantech VEGA POP-UP NoteやPantech VEGA Iron 2は販売ランキングでトップ10にも顔を出している。
韓国では韓国メーカーのスマートフォンが強く、価格が安いだけで中国のスマートフォンが選ばれることはないとする意見も出ている。
HUAWEI X3の初期の納入台数は3万台と分析されており、あまりにも販売が低調なためにすぐに値下げ、そして販路拡大のためにLG U+も取り扱いを開始したと考えられる。
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