台湾の大衆電信がPHSサービスを3月31日に終了、約14年の歴史に終止符
- 2015年03月11日
- 海外携帯電話
台湾の政府機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)はFirst International Telecom(FITEL、大衆電信)のPHSサービスを2015年3月31日をもって終了すると発表した。
2001年5月よりPHS事業を開始しており、約14年の歴史に幕を下ろす。
First International Telecomは次世代通信方式としてAXGP方式を導入する予定を表明していたが、PHS事業やWiMAX事業の低迷で2014年12月26日に台湾台北地方裁判所から破産宣告を受けていた。
破産宣告を受けてからは2015年2月11日にWiMAXサービスの即日終了に関する申請が国家通訊伝播委員会によって承認されたことで、承認日にWiMAXサービスを終了した。
PHSサービスを終了するための申請も国家通訊伝播委員会に提出しており、2015年3月11日付けでそれが承認されたことで2015年3月31日をもってPHSサービスを終了することに決まった。
First International TelecomはWiMAXサービスとPHSサービスの終了により、すべての事業を終了することになる。
国家通訊伝播委員会はPHSサービスの利用者を保護する施策として、First International TelecomのPHSサービスに割り当てられた電話番号を既存の移動体通信事業者であるChunghwa Telecom(中華電信)、Taiwan Mobile(台湾大哥大)、FarEastone Telecommunications(遠傳電信)、Asia Pacific Telecom(亞太電信)、Taiwan Star Telecom(台湾之星電信)に分配し、PHSサービスの利用者が電話番号の変更なしで利用を継続する選択肢も用意している。
なお、電話番号の分配先は09664~09667から始まる電話番号がChunghwa Telecom、09660~09663から始まる電話番号がTaiwan Mobile、09668~9と09680~1から始まる電話番号がFarEastone Telecommunications、09682~09685から始まる電話番号がAsia Pacific Telecom、09686~09689から始まる電話番号がTaiwan Star Telecomとなる。
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