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中国移動が領土問題を抱える南沙諸島の岩礁をTD-LTEエリア化



中国の移動体通信事業者であるChina Mobile(中国移動)は南沙諸島をTD-LTEサービスの提供エリアとしたことを発表した。

China Mobileは南沙諸島でTD-LTEネットワークを構築し、2015年の旧正月頃から1ヶ月以上の試運用を経て、TD-LTEサービスの提供エリアとすることに成功した。

多数の島嶼や岩礁からなる南沙諸島は領土問題を抱えている。

中国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ・ダルサラームが領有権を主張し、中国は東門礁(ヒューズ礁)および赤瓜礁(ジョンソン南礁)を実効支配する。

東門礁と赤瓜礁は岩礁であり、一般人が居住できる環境ではないが、中国人民解放軍が駐留している。

駐留する中国人民解放軍海軍南海艦隊や近海で漁業を行う漁師などに対してTD-LTEサービスを提供できるとしている。

岩礁に基地局を設置する作業は困難が多かったことも明らかにされている。

China Mobileのエンジニアや中国人民解放軍が協力して基地局を建設したという。

China Mobile

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