ジンバブエ政府がTelecel Zimbabweに対して携帯電話サービスのライセンス剥奪を通告
- 2015年04月30日
- 海外携帯電話
ジンバブエの行政機関で電気通信事業を管轄するPostal and Telecommunications Regulatory Authority of Zimbabwe(POTRAZ)はジンバブエの移動体通信事業者であるTelecel Zimbabweに対して移動体通信サービスのライセンスを剥奪すると通告したことが分かった。
Telecel ZimbabweはPostal and Telecommunications Regulatory Authority of Zimbabweによってライセンスの剥奪を通告されたと発表した。
ライセンスを剥奪すると通告されてことについて、Telecel Zimbabweは不公正で不当であるとの抗議の姿勢を示している。
また、Telecel Zimbabweはジンバブエの法律や政府の要求を遵守するためにあらゆる努力をしており、Postal and Telecommunications Regulatory Authority of Zimbabweの決定に反対するとのことである。
Telecel Zimbabweとその株主は移動体通信サービスを継続して提供できるようあらゆる行動を起こすとしており、国際仲裁に発展する可能性がある。
ライセンスの剥奪に至った理由は明らかにされていないが、これまでにライセンス料の未払いが問題視されているとの情報が出ている。
ただ、Telecel Zimbabweの主張では法律や政府の要求を遵守していることを主張しているため、政府の都合で強制的にライセンスを剥奪することを狙っている可能性がある。
政府が腐敗した国では過去にも政府の都合で移動体通信事業者がライセンスを剥奪される事案が複数あるため、このように貧困かつ腐りきったゴミのような国におけるビジネスはリスクが高いと言えるだろう。
なお、Telecel ZimbabweにはTelecel GlobeやEmpowermentなどが出資しており、ジンバブエに存在する3社の移動体通信事業者の中で2位のシェアを保有している。
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