ソフトバンクが韓国の携帯電話事業に参入する計画と韓国メディアが報じる
- 2015年05月07日
- SoftBank-総合
SoftBankは韓国の移動体通信事業に参入する計画であると韓国メディアが報じている。
韓国の行政機関である未来創造科学部は競争の促進を目的として第4の移動体通信事業者の参入を支援する方針で、2015年5月末には第4の移動体通信事業者活性化対策を発表する予定という。
SoftBankは未来創造科学部による第4の移動体通信事業者活性化対策の発表に先立ち、韓国への参入を計画していることを韓国政府に打診しており、韓国政府関係者や韓国企業3~4社と接触していると伝えられている。
韓国では電気通信事業法により韓国外の企業は移動体通信事業の免許を取得できないが、最大で49%まで移動体通信事業者の株式を取得して事業に参画することは認められている。
すでに韓国企業3~4社と接触しているとのことで、韓国企業との合弁で韓国の移動体通信事業に参入することを計画している可能性が考えられる。
移動体通信事業者の免許を取得するためには複数の審査があるが、移動体通信事業者の免許を獲得に成功すれば、FDD-LTE方式用の周波数オークションで優先的に参加できるという。
SoftBank以外にもHyundai HCN、CJ Hellovision、t-broadなどのコンソーシアムが第4の移動体通信事業者を目指していることが分かっている。
また、過去に移動体通信事業に参入する計画を示したKorea Mobile Internet(KMI)やInternet Space Time(IST)も挑戦する可能性が高いとされている。
なお、Korea Mobile Internetは過去に6度も移動体通信事業の免許を取得するために審査を受けたが、6度とも失敗に終わっている。
韓国ではSK Telecom, KT, LG Uplusの3社が移動体通信サービスを提供しており、定期的に第4の移動体通信事業者の参入に関する動きが見られるものの、結果的には参入に至らない。
今回こそは新たな移動体通信事業者が参入するのか、見守りたいところである。
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