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SK Telecomの販売代理店が在庫補償を巡ってPantech系列企業を提訴



韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomの販売代理店はPantech製スマートフォンの流通を手掛けるLotsを提訴したことが韓国メディアの報道で分かった。

LotsがSK Telecomの販売代理店と交わしたPantech製スマートフォンに関する在庫補償を履行しなかったことが理由としている。

Pantech製スマートフォンの一部において値下げが実施された場合に、Lotsは販売代理店に対して在庫補償を支払うことで合意していたが、在庫補償の60%ほどが未払いの状況とのことである。

SK Telecomの販売代理店の多くは5,000万韓国ウォン以上の在庫補償が支払われておらず、11億韓国ウォン以上の被害を受けた販売代理店も存在するという。

Pantech製スマートフォンの流通はLotsが手掛けており、移動体通信事業者の直営店および販売代理店がPantech製スマートフォンを入荷する際にはLotsを通じて入荷する構造となっているため、SK Telecomの販売代理店はLotsを相手に提訴した。

LotsはPantechグループのPantech C&Iから独立した企業で、Pantech C&IでPantech製携帯電話の流通を手掛けていた部門がLotsとして独立した。

独立後もスマートフォンを中心にPantech製携帯電話の流通を手掛けていたが、Pantechの不振に伴ってLotsの業績が悪化し、オンライン販売など新規事業への参入などで業績回復を狙ったものの失敗しており、Lotsの経営状況は厳しくなっていた。

Lotsの経営状況から在庫補償の履行が困難な状態にある可能性もある。

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