台湾之星が近くVoLTEによる音声通話の提供を開始へ、韓国のLG U+と協業
- 2015年06月11日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Star Telecom(台湾之星電信)はVoice over LTE(VoLTE)による音声通話サービスの提供が可能となったことを発表した。
VoLTEはLTEネットワーク上で音声通話を実現し、高音質な音声通話や高速な発着信が期待できる。
Taiwan Star TelecomのVoLTEは台湾の行政機関で電気通信事業を管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)による試験に合格したことで、商用サービスの提供が可能となっている。
すでにネットワーク側はVoLTEの準備が完了したことを意味しており、対応端末はソフトウェアのアップデートによってVoLTEに対応する予定である。
まずは内部で対応端末を用いてVoLTEの試験を行ってからソフトウェアのアップデートを実施し、正式にVoLTEの提供を開始する見通し。
VoLTEの提供当初は対応端末がApple iPhone 6, Apple iPhone 6 Plus, Samsung Galaxy Note 4となる計画である。
LTEサービスの周波数はFDD-LTE 900(B8) MHzを使用し、人口カバー率は96%に達しており、台湾全土でVoLTEサービスを利用できることになる。
Taiwan Star Telecomは移動体通信サービスの開始当初より韓国の移動体通信事業者であるLG U+と協業しており、VoLTEの導入にはLG U+が大きく貢献した。
台湾ではFoxconn Technology Group(鴻海科技集団)傘下のAmbit Microsystems(國碁電子)が最初にVoLTEの提供を開始しており、Asia Pacific Telecom(亞太電信)もネットワーク自体はVoLTEの準備が完了している。
Taiwan Star TelecomかFar Eastone Telecommunications(遠傳電信)が台湾で2番目にVoLTEの商用サービスを提供する移動体通信事業者となる可能性が高い。
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