台湾における2015年6月時点の4G LTE契約数で亞太電信が台湾之星を抜く
- 2015年07月27日
- 海外携帯電話
台湾における2015年6月15日時点の携帯電話契約数に関する統計情報が国家通訊伝播委員会(NCC)によって公示された。
各移動体通信事業者の2G契約数、3G契約数、4G契約数を区別したデータが判明している。
Chunghwa Telecom(中華電信)は4G契約数が2,676,585件、3G契約数が7,388,495件、2G契約数が1,554,351件、合計が11,619,431件である。
Taiwan Mobile(台湾大哥大)は4G契約数が1,955,421件、3G契約数が5,144,603件、2G契約数が326,026件、合計が7,426,050件である。
Far Eastone Telecommunications(遠傳電信)は4G契約数が1,985,160件、3G契約数が5,222,890件、2G契約数が143,405件、合計が7,351,455件である。
Taiwan Star Telecom(台湾之星電信)は4G契約数が287,133件、3G契約数が1,371,451件、2Gサービスは提供しておらず、合計が1,658,584件である。
Asia Pacific Telecom(亞太電信)は4G契約数が303,751件、3G契約数が1,349,249件、2Gサービスは提供しておらず、合計が1,653,000件である。
台湾の携帯電話の総契約数は29,708,520件で、2015年5月15日時点の29,163,213件から増加している。
なお、4Gサービスは全社がFDD-LTE方式を採用、3GサービスはAsia Pacific Telecomを除いた全社がW-CDMA方式を採用しAsia Pacific TelecomのみCDMA2000方式を採用、2Gサービスは全社がGSM方式を採用している。
総契約数はChunghwa Telecomが最も多く、Taiwan Mobile、Far Eastone Telecommunications、Taiwan Star Telecom、Asia Pacific Telecomと続く。
4G契約数はChunghwa Telecomが最も多く、Far Eastone Telecommunications、Taiwan Mobile、Asia Pacific Telecom、Taiwan Star Telecomと続いている。
Far Eastone Telecommunicationsは2015年6月末に4G契約数が200万件を突破したことを明らかにしている。
また、Asia Pacific Telecomは4G契約数が30万件を突破したTaiwan Star Telecomを逆転した。
3G契約数はChunghwa Telecomが最も多く、Far Eastone Telecommunications、Taiwan Mobile、Taiwan Star Telecom、Asia Pacific Telecomの順となる。
2015年5月15日時点ではAsia Pacific Telecomが3G契約数でTaiwan Star Telecomを上回っていたが、Asia Pacific Telecomの3G契約数が大幅に減少したことでTaiwan Star Telecomが逆転している。
2G契約数はChunghwa Telecomが最も多く、次いでTaiwan Mobile、Far Eastone Telecommunicationsである。
最大手のChunghwa Telecomは総契約数ではもちろんのこと各区分でも最も契約数が多くなっている。
Asia Pacific Telecomは2015年5月15日時点の総契約数ではTaiwan Star Telecomを上回っていたが、Asia Pacific Telecomの3G契約数が大幅に減少したことが影響し、総契約数ではAsia Pacific TelecomがTaiwan Star Telecomを下回ることになった。
ただ、Asia Pacific Telecomは4G契約数を順調に伸ばしており、一方でCDMA2000方式の縮小を計画しているため、Asia Pacific Telecomにとっては狙い通りの結果とも言える。
AMBIT Microsystems(國碁電子)については統計情報が公表されていないが、契約数は非常に少ないと思われる。
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