クリミア半島のWIN mobileが正式に4G LTEサービスの提供を開始
- 2015年08月14日
- 海外携帯電話
ロシアの移動体通信事業者でブランド名をWIN mobileとしてクリミア半島のクリミア自治共和国およびセバストポリ市のみで事業を展開するK-TelekomがLTE方式による4Gサービスの提供を正式に開始した。
ロシアの行政機関で電気通信事業を管轄するロシア情報技術・通信省は2015年5月よりシンフェロポリ市とセバストポリ市でLTEネットワークを構築し、2015年6月にはケルチ市でもLTEネットワークを構築したことを明らかにしていたが、ようやく正式に4Gサービスを商用化した。
4Gサービスの提供エリアはヤルタ市、アルシタ市、フェオドシヤ市、ヤルタ市からラスピ湾に沿った集落、ヤルタ市からアルシタ市に沿った集落、アルシタ市からフェオドシヤ市に沿った集落となっている。
また、4Gサービスの提供エリアでは同時にW-CDMA方式による3Gサービスもエリア化していることを明らかにしている。
通信速度の実測値は4Gサービスが下り30Mbps前後、3Gサービスが下り2Mbps前後という。
クリミア自治共和国とセバストポリ市はロシア編入後に元のウクライナの移動体通信事業者が撤退し、K-Telekomが参入した。
K-Telekomはクリミア自治共和国とセバストポリ市で移動体通信サービスを提供する唯一の移動体通信事業者で、ロシアの移動体通信事業者として存在する。
その他のロシアの移動体通信事業者とは国内ローミングで提携している。
K-Telekomは2015年8月5日よりGSM方式で2Gサービスを開始、2015年5月1日より3Gサービスを開始しており、3Gサービスの開始からわずか3ヶ月程度で4Gサービスを導入した。
ウクライナ政府は2017年にウクライナでLTEサービスのライセンスを交付する計画を明らかにしており、ロシアの支配下となったクリミア自治共和国およびセバストポリ市は移動体通信ではウクライナより大きくリードすることになる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。