タイのdtacとAISが2.1GHz帯の通信設備を共有することで合意
- 2015年08月16日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者でdtacブランドを展開するTotal Access Communications傘下のdtac TriNetと同じくタイの移動体通信事業者でAISブランドを展開するAdvanced Info Service傘下のAdvanced Wireless Networkは基地局など通信設備の共有に関する提携で合意したことを発表した。
dtac TriNetは2.1GHz帯を保有するTotal Access Communicationの子会社で、Advanced Wireless Networkは2.1GHz帯を保有するAdvanced Info Serviceの子会社となっている。
通信設備の共有は2.1GHz帯のみとなっており、2.1GHz帯によるサービスを改善するためにdtac TriNetとAdvanced Wireless Networkが提携する。
2015年末までに2000局の2.1GHz帯の基地局を共同で管理し、通信設備を共有する計画を示している。
Total Access CommunicationとAdvanced Info Serviceは直接的には2.1GHz帯を保有しておらず、それぞれ子会社を通じて2.1GHz帯を保有しているため、子会社同士の提携で通信設備の共有を実現する。
なお、この提携はタイの行政機関で電気通信事業などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission(NBTC)の規定に沿っており、提携内容に問題がないことを主張している。
通信設備や周波数の共有は各国で進んでおり、すでにマレーシア、インド、英国、スペイン、カナダ、ブラジルなどで実施しており、タイにおいてもそれが導入されることになる。
なお、Total Access CommunicationとAdvanced Info ServiceはそれぞれdtacブランドとAISブランドを冠したスマートフォンを展開しており、各社のブランドを冠したスマートフォンのラインナップや価格情報は下記から確認できる。
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