スペインのOrange Espagneが3CC CAを導入、マドリードとバルセロナで下り最大336Mbpsに
- 2015年10月04日
- 海外携帯電話
フランスのOrange傘下でスペインの移動体通信事業者であるOrange EspagneはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションによるサービスを高速化すると発表した。
首都のマドリードとバルセロナにおいて、3つのコンポーネント・キャリアを束ねる3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を導入している。
3CC CAの組み合わせはCA_3-7-20となり、2.6GHz帯(Band 7)の20MHz幅と1.8GHz帯(Band 3)の15MHz幅と800MHz帯(Band 20)の10MHz幅を束ねて計45MHz幅とし、通信速度は下り最大336Mbpsを実現するとのことである。
将来的にはW-CDMA方式で利用中の2.1GHz帯や900MHz帯およびGSM方式で利用中の1.8GHz帯や900MHz帯をFDD-LTE方式に転用することで、更なる通信速度の高速化が可能としている。
Orange Espagneが提供する3CC CAは40MHz幅を超えるため、LTE UE Category 9に対応した端末が必要となる。
2015年10月上旬の時点でOrange Espagneが取り扱う端末ではSamsung Galaxy S6 edge+のみが対応しており、ソフトウェアのアップデートによってOrange Espagneの3CC CAに対応する予定である。
なお、Orange Espagneは3CC CAを含めてキャリアアグリゲーションによるサービスは4G+として展開している。
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