タイのAISとTOTが基地局の共同管理を手掛ける合弁会社の設立について交渉決裂
- 2015年10月06日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者であるAdvanced Info Service(AIS)と同じくタイの移動体通信事業者で国営のTOTは両社が進めていた合弁会社の設立について交渉が決裂したことが分かった。
Advanced Info Serviceは900MHz帯におけるGSMサービスではTOTが保有する周波数および基地局を用いて提供しているが、借用期間の満期を迎えてからは合弁会社を設立して共同で900MHz帯の基地局を管理する計画としていた。
当初の満期は2015年9月であったが、タイの政府機関で電気通信事業などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission(NBTC)は4ヶ月延長するよう求めていた。
900MHz帯は将来的にLTEサービスで活用される見通しで、Advanced Info Serviceは基地局を管理する権利を取得して次世代サービスの研究開発を加速させるとしていたが、交渉は決裂となった。
交渉の決裂に至った要因は明らかにされていなかったが、TOTが高度な管理権限や高額な借用費を求めた可能性が考えられる。
一方で、タイでは周波数オークションが予定されており、Advanced Info Serviceは周波数や基地局を借用せずに次世代サービスを提供できる可能性もあるため、TOTと提携する選択肢を捨てた可能性もある。
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