iPhone 6sおよびiPhone 6s PlusのA9チップ問題で台湾政府機関が介入
- 2015年10月15日
- Apple関連
台湾の政府機関で電気通信事業などを管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)はApple製のスマートフォン「Apple iPhone 6s」および「Apple iPhone 6s Plus」において騒がれているチップセットの問題に介入することになった。
Apple iPhone 6sおよびApple iPhone 6s PlusはチップセットにApple A9を採用するが、製造元は台湾のTaiwan Semiconductor Manufacturing(台湾積体電路製造:以下、TSMC)と韓国のSamsung Electronicsの2社であることが分かっており、TSMC製とSamsung Electronics製ではパフォーマンスに大きな差異があると指摘されている。
Samsung Electronics製の方が発熱が大きく電池持ちが短いとの報告が出ており、一部ではTSMC製が当たりでSamsung Electronics製は外れと騒ぎになっている。
台湾では特にSamsung Electronics製の割合が高く、Samsung Electronics製に対する不安が大きくなっていることを受けて、政府機関の国家通訊伝播委員会が公式声明を発表するまで発展した。
国家通訊伝播委員会は公衆の懸念を解消するために性能試験の結果を公開することや製造元を識別するための公式な手段の公開を提案している。
また、Appleができる限り早く対応することを期待すると付け加えている。
このような騒ぎに対して政府機関が公式声明を発表することは異例であり、それだけ大きな問題となっていることが窺える。
ただ、Samsung Electronics製もAppleの要求を満たしているため、Appleに採用されたはずである。
そのため、Samsung Electronicsが悪いのではなく、強いて言うならば不満が出るものを採用したAppleが悪いと言えるだろう。
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