新規参入を目指すシンガポールのMyRepublicがLTEトライアルを開始
- 2015年10月25日
- 海外携帯電話
シンガポールの通信事業者であるMyRepublicは第4の移動体通信事業者を目指して移動体通信のトライアルを2015年10月22日より開始した。
MyRepublicは移動体通信事業のライセンスを保有していないが、シンガポールの行政機関で電気通信事業などを管轄するシンガポール情報通信開発庁(Infocomm Development Authority of Singapore:iDA)はHeterogeneous Network (HetNet)のトライアルの一環として限定的なライセンスを交付している。
Heterogeneous Networkのトライアルはシンガポールの移動体通信事業者であるSingapore Telecommunications (Singtel)、StarHub、M1に加えてMyRepublicの4社が参加しており、Heterogeneous Networkに関する各種試験を進めている。
ただ、MyRepublicは第4の移動体通信事業者として新規参入することを目指しており、Heterogeneous Networkのトライアルより試験的に構築したモバイルネットワークのトライアルに重きを置いており、MyRepublicに限っては実質的に移動体通信のトライアルとなっている。
モバイルネットワークはLTE方式のみ展開しており、Xiaomi Mi 4iを用いてトライアルを実施している。
シンガポール情報通信開発庁は新規参入事業者に対して周波数の入札価格を下げる計画などを発表して新規参入を優遇する方針を示しているが、一方で既存の移動体通信事業者は市場が飽和状態であることや新規参入事業者に割り当てられる周波数は獲得できないことになるため、新規参入に対しては否定的な見解を示している。
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