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VimpelComがジンバブエのTelecel Zimbabweを売却



ロシアで設立されてオランダに本社を置くVimpelComおよび旧Orascom Telecomとして知られるエジプトのGlobal Telecomはジンバブエにおける移動体通信事業を売却すると発表した。

Global TelecomはVimpelComの子会社でVimpelComによる出資比率が51.9%となっており、傘下のTelecel Internationalを通じてジンバブエの移動体通信事業者であるTelecel Zimbabweに出資している。

Telecel InternationalはTelecel Zimbabweの株式60%を保有しておりTelecel Zimbabweの筆頭株主であるが、Global TelecomはTelecel Internationalのすべての株式をジンバブエのZARNetに売却することでZARNetと合意した。

ZARNetは情報通信技術・郵便・国際宅配サービス省(Ministry of Information. Communications Technology, Postal and Courier Services:MICTPCS)が100%出資で、ジンバブエ政府が所有する国営企業である。

なお、Telecel Internationalの残りの株式40%はジンバブエのEmpowermentが保有している。

これまでTelecel Zimbabweはジンバブエで電気通信事業などを管轄するPostal and Telecommunications Regulatory Authority of Zimbabwe (POTRAZ)より移動体通信サービスのライセンス剥奪を通告されるなど、ジンバブエの関係機関と揉めており、VimpelComおよびGlobal TelecomはTelecel Zimbabweの株式を売却する可能性が指摘されていた。

取引額は4,000万米ドル(約49億円)となっており、関係当局などの承認を経て取引が完了する予定である。

これによりVimpelComおよびGlobal Telecomはジンバブエから撤退することになる。

VimpelCom

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