タイのJas Mobile Broadbandが4G LTE用の900MHz帯を獲得、念願の新規参入が決まる
- 2015年12月19日
- 海外携帯電話
タイのJasmine International (JAS)の子会社であるJas Mobile Broadbandはタイの政府機関で電気通信事業などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (NBTC)が実施した900MHz帯の周波数オークションを通じて周波数の獲得に成功し、移動体通信事業への新規参入が決まったことを発表した。
タイでは2015年11月に1.8GHz帯の周波数オークションを、2015年12月に900MHz帯の周波数オークションを実施しており、Jas Mobile Broadbandは先に実施された1.8GHz帯の周波数オークションにも参加したが、周波数の獲得には失敗していた。
次回の周波数オークションは2018年以降に実施予定との見方が強く、Jas Mobile Broadbandは900MHz帯の周波数オークションで周波数の獲得を逃すと移動体通信事業への新規参入が遠のくところであったが、予定の3日間を超過して4日間に及んだ周波数オークションを経て900MHz帯の獲得に成功し、念願の移動体通信事業に新規参入することになった。
獲得した周波数はLot 1で895.0~905.0 MHzおよび940.0~950.0 MHzの10MHz幅*2となり、FDD-LTE方式で利用する計画である。
周波数の落札額は756億5,400タイバーツに達することが明らかにされている。
Jas Mobile Broadbandは周波数オークションに参加するために設立されたJasmine Internationalの子会社で、出資比率はJasmine Internationalが99.997%となっている。
Jasmine InternationalはJas Mobile Broadbandを通じて移動体通信事業を手掛けることになる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。