ベトナムのFPT TelecomがLTEトライアルサービスの実施を計画
- 2015年12月23日
- 海外携帯電話
ベトナムのFPT傘下の固定通信事業者であるFPT TelecomはLTE方式によるトライアルサービスの提供を実施する計画であることが分かった。
FPT TelecomはLTE方式でトライアルサービスを実施するために、ベトナムの行政機関で電気通信事業などを管轄する情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)に試験免許の交付を申請したという。
過去にベトナムでは4Gのトライアルサービスを実施するために試験免許が交付されたことがあり、2010年にViettel Telecom、Vietnam Posts and Telecommunications Group (VNPT)傘下のVNPT – VinaPhone、Vietnam Multimedia (VTC)、CMC、そしてFPT Telecomの計5社に試験免許を付与して1年間にわたる試験を許可した。
この6社はLTEサービスのライセンスオークションに応札することが義務付けられているが、いまだにライセンスオークションは実施されていない。
ベトナムは東南アジアの中でLTEサービスの導入が大幅に遅れている状況にあるが、Viettel Telecomが2015年12月よりLTE方式によるトライアルサービスを開始し、一般顧客も体験可能として商用化に向けて大きく前進した。
2016年にはライセンスオークションが実施される見込みで、トライアルサービスとして早い段階に試験を実施することでライセンスの取得後は早期に商用サービスを提供する狙いがあると思われる。
FPT Telecomはライセンスオークションに応札することが確実な状況であり、それを見越して試験免許の交付を申請した可能性がある。
なお、FPT Telecomの申請内容についてはMICが審査中としている。
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