AppleがiPhone用の有機EL調達でLGやサムスンと合意間近か
- 2016年01月03日
- Apple関連
米国のAppleは韓国のLG DisplayやSamsung Displayとディスプレイの調達に関する合意が間近であると韓国メディアが報じている。
Appleは次世代のiPhoneではディスプレイに有機ELを採用すると言われており、AppleはLG DisplayやSamsung Displayからディスプレイを調達するという。
LG DisplayやSamsung DisplayはiPhone用に大量の有機ELを量産するために、2~3年間に合計15兆韓国ウォン台の設備投資を行い、製造能力を引き上げる計画とされている。
特にLG DisplayはiPad用としてAppleにディスプレイを供給した実績があるため、契約交渉は順調に進んでおり、後は契約書にサインするだけの段階に入ったと伝えられている。
坡州の工場でディスプレイを量産するLG Displayは製造ラインを従来の液晶から有機ELに切り替え、設備投資のコストを抑えつつ供給量を拡大するという。
Samsung DisplayはLG Displayと比べて交渉は順調な雰囲気ではないと伝えられており、利益率の問題で交渉が続いている模様である。
2015年はSamsung Displayは中国のメーカーにスマートフォン用の有機ELを大量に供給し、営業利益率が大きかったとされている。
スマートフォン用の液晶と比べてスマートフォン用の有機ELは利益率が大きいが、Appleの要求を呑むと利益率が大きくないため交渉が用意には進んでいないと報じられている。
ただ、LG DisplayやSamsung DisplayがAppleに有機ELの大量供給が決まれば、Appleは安定して有機ELを確保するために設備投資の一部を負担するとの見方も出ている。
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