マレーシアのTelekom MalaysiaとP1がCelcomと国内ローミングなどで合意
- 2016年01月31日
- 海外携帯電話
マレーシアのTelekom Malaysia (TM)、Packet One Networks (P1)、Celcom Axiataの3社は主要な3つの事業において提携することで合意した。
3つの事業はNext-Gen Backhaul (NGBH)、High Speed Broadband (HSBB)、国内ローミングとなっている。
これまでよりTelekom MalaysiaとCelcom Axiataはバックホールサービスで協業しているが、Telekom Malaysiaは帯域幅を拡大するなどより強固なバックホールサービスを提供し、Celcom AxiataのLTEネットワークの強化に貢献するとしている。
また、Celcom AxiataがTelekom MalaysiaのHigh Speed Broadbandネットワークにアクセスする契約も延長することで合意しており、マレーシアをリードする固定通信サービスを実現できるとしている。
国内ローミングについては、Telekom Malaysiaの子会社でP1のブランドを展開しているPacket One NetworksがCelcom Axiataのネットワークを利用して国際ローミングを提供する内容となっている。
Telekom Malaysiaはすでに850MHz帯でLTEサービスの提供を開始しているが、一方でPacket One Networksは独自にP1のブランドで2016年7月頃にLTEサービスを商用化する計画である。
Packet One NetworksはTelekom Malaysiaの850MHz帯およびPacket One Networksが保有する2.6GHz帯を利用してLTEサービスを提供し、将来的にはWiMAXサービスで利用している2.3GHz帯もLTEサービスに転用する見通し。
Telekom MalaysiaはPacket One NetworksのLTEサービスの開始に合わせて移動体通信事業に本腰を入れる模様で、Celcom Axiataと国内ローミングで提携することでマレーシア全土においてシームレスな移動体通信サービスの提供が可能としている。
なお、Packet One NetworksはTelekom Malaysiaが筆頭株主となっており、株主構成と出資比率はTelekom Malaysiaが55.3%、マレーシアのGreen Packetが31.1%、韓国のSK Telecomが13.6%となっている。
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