トルコのVodafone TelekomunikasyonがCAと256QAMを組み合わせた試験で942Mbpsを達成
- 2016年02月05日
- 海外携帯電話
英国のVodafone傘下でトルコの移動体通信事業者であるVodafone TelekomunikasyonはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションと256QAMを組み合わせた試験を実施し、下りの通信速度が942Mbpsに達したことを発表した。
変調方式に256QAMを導入することで帯域幅を増やさずに通信速度を高速化することが可能で、従来の64QAMと比べて1.33倍の高速化を実現する。
すなわち帯域幅が20MHz幅であれば64QAMでは下り最大150Mbpsとなるが、256QAMでは下り最大200Mbpsとなる。
周波数は2.6GHz帯(Band 7)、2.1GHz帯(Band 1)、1.8GHz帯(Band 3)、800MHz帯(Band 20)を含むことを明らかにしている。
ただ、4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)と256QAMを組み合わせると下り最大800Mbpsとなるため、いずれかの周波数は2コンポーネント・キャリアを使用して5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)と256QAMを組み合わせることで下り最大1Gbpsとし、試験環境下で942Mbpsを達成したものと思われる。
Vodafone Telekomunikasyonはキャリアアグリゲーションを4.5Gと呼んでおり、キャリアアグリゲーションの導入に向けて準備を進めている。
ライセンスの都合上、LTEサービスすら未導入の状況であるが、LTEサービスの開始と同時に4.5Gとしてキャリアアグリゲーションも導入する意向である。
2016年4月1日より4.5Gを商用化する計画であると表明している。
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