QualcommがSnapdragon X16 LTEを発表、LTE Cat.16対応で下り最大1Gbpsに
- 2016年02月12日
- その他モバイル端末
米国のQualcommの子会社であるQualcomm Technologiesは通信モデム「Qualcomm Snapdragon X16 LTE Modem」を発表した。
製造プロセスは14nm FinFETプロセスを採用し、WTR5975 RFトランシーバを統合している。
LTE Advnaced ProおよびLTE DL Category 16に対応して世界初のGbpsクラスを実現する商用モデムと謳っている。
ダウンリンクは20MHz幅のコンポーネント・キャリアを4つ束ねた4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)、変調方式は256QAM、さらに4×4 MIMOを適用することで、通信速度は下り最大1Gbpsを実現する。
FDD-LTE方式とTD-LTE方式を組み合わせたキャリアアグリゲーションにも対応している。
アップリンクはLTE UL Category 13に対応しており、20MHz幅のコンポーネント・キャリアを2つ束ねて変調方式は64QAMとすることで、通信速度は上り最大150Mbpsとなる。
LTE-U、LAA、4×4 MIMO、LTEデュアルSIM、LTE Broadcast、Voice over LTE (VoLTE)にも対応し、通信方式はFDD-LTE/TD-LTE方式以外にW-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式も利用可能である。
TD-LTE方式の3.5GHz帯(Band 42)や3.7GHz帯(Band 43)にも対応している。
サンプル出荷を開始しており、Qualcomm Snapdragon X16 LTE Modemを搭載した最初の商用端末は2016年後半に発売される予定である。
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