豪州のTelstraが人為的ミスで大規模な通信障害、2月14日はデータ通信を無料に
- 2016年02月12日
- 海外携帯電話
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豪州の移動体通信事業者であるTelstraは2016年2月9日に豪州全土で大規模な通信障害を起こし、これを受けてTelstraは謝罪の声明を発表するとともに2016年2月14日はデータ通信を無料とすることを明らかにした。
ポストペイド、プリペイド、個人、法人など契約形態に関係なくTelstraのすべての顧客に対して自動的にデータ通信の無料提供を適用し、データ通信容量にはカウントしない。
大規模な通信障害に至った原因も明確にしており、豪州国内の10ヶ所の主要なノードで音声通話やデータ通信のトラヒックを処理しており、1ヶ所のノードで故障が発生した際に復旧措置の手順を誤ったために他のノードにトラヒックが集中して大規模な通信障害が発生したと説明している。
ノードの故障は大規模な通信障害に至るような問題ではないが、人為的なミスが重なったことで大規模な通信障害を起こしてしまったという。
この大規模な通信障害で西オーストラリア州で発生した山火事を知らせるSMSやオンライン警報システムが利用不可となり、消防緊急救援局は固定電話を使って住民に警報を送ったことも分かっている。
障害の影響範囲は豪州全土で音声通話およびデータ通信の両方が利用不可となっていたが、音声通話を優先的に復旧させてからデータ通信も復旧している。
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