豪州のSingtel OptusがLTE-Advanced Pro (4.5G)の試験に成功
- 2016年02月20日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications (Singtel)の完全子会社で豪州の移動体通信事業者であるSingtel OptusはLTE-Advanced Proの試験に成功したと発表した。
Singtel Optusは中国のHuawei Technologies (華為技術)と共同でLTE-Advanced Proの試験に成功したことを明らかにしており、シドニーおよびニューカッスルで試験を実施したとのことである。
試験に盛り込んだ技術はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)の高度化、変調方式の多値化、4×4 MIMOとしている。
具体的にはキャリアアグリゲーションは20MHz幅のコンポーネント・キャリアを5つ束ねた5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)に256QAMおよび4×4 MIMOを組み合わせている。
有線環境では下り1.41Gbpsを記録しており、無線環境では下り1.23Gbpsを記録したという。
LTE-Advanced Proは3GPPが制定した名称で、Release 13以降で拡張される技術をLTE-Advanced Proと呼ぶことになった。
アンライセンスバンド(非免許帯域)の利用、キャリアアグリゲーションの高度化、IoT特化技術、公共安全用技術、3D-MIMO、FD-MIMOなどがRelease 13で拡張される見込み。
また、LTE-Advanced Proは4Gの発展とする考え方から、4.5Gと呼ばれることも増えており、Singtel OptusはLTE-Advanced Proもしくは4.5Gと表現している。
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