ブータンにおける2015年の携帯電話契約数を公開、普及率は約88%に
- 2016年03月07日
- 海外携帯電話
ブータンの行政機関で電気通信事業などを管轄するMinistry of Information and Communications (MoIC)傘下のBhutan InfoComm and Media Authority (BICMA)は2015年末におけるブータンの携帯電話サービスに関する統計資料を公開した。
ブータンの携帯電話事業者は国営企業のBhutan TelecomとTashi Group傘下で民間企業のTashi InfoCommの2社である。
Bhutan Telecomはブランド名をB-Mobileとして展開しており、Tashi InfoCommはブランド名をTashiCellとして展開している。
ブータンでは2003年11月にBhutan Telecomが初めて携帯電話サービスを開始し、2008年4月にTashi InfoCommが携帯電話サービスを開始した。
2015年末時点の加入者数はBhutan Telecomが4,86,228件、Tashi InfoCommが1,90,220件、合計で676,448件となる。
携帯電話事業者別のシェアはBhutan Telecomが約71.9%と圧倒的に市場を支配しており、後発のTashi InfoCommは約28.1%に留まる。
ブータンの人口は世界銀行の調査によると2014年の時点で約76.5万人となっており、おおよその携帯電話サービスの人口普及率は88%前後と推定できる。
携帯電話の普及により固定電話は減少しており、2005年をピークに2009年、2011年、2012年は僅かに増加したものの2006年以降は減少傾向にある。
また、インターネット利用者数が大幅に増加しており、2015年は2014年より2倍以上の増加となっている。
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