タイの携帯電話事業者TrueMove Hが3CC CAを4G+として導入、下り最大300Mbpsに高速化
- 2016年03月23日
- 海外携帯電話
タイのTrueの子会社でタイの移動体通信事業者であるTrue Move H Universal Communication (TUC)はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化して3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を導入すると発表した。
これまでキャリアアグリゲーションはFDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)と1.8GHz帯(Band 3)を束ねるCA_1A-3Aを導入しているが、新たにFDD-LTE方式の900MHz帯を追加してCA_1A-3A-8Aを導入する。
通信速度は下り最大300Mbpsに高速化しており、4G+として展開することを明らかにしている。
タイでは2015年12月にタイの政府機関で電気通信事業を管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (以下、NBTC)が900MHz帯の周波数オークションを実施し、True Move H Universal CommunicationとJasmine Internationalの子会社であるJas Mobile Broadbandが900MHz帯を落札した。
True Move H Universal Communicationは2016年3月21日の16時30分(タイ標準時)の期限までに落札額および手数料の1回目の支払いと金融機関からの融資証明の提出を完了し、2016年3月14日付けでNBTCによって900MHz帯の利用が正式に認められた。
これにより、True Move H Universal Communicationは900MHz帯を含めた3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーションの提供が可能となった。
一方で、Jas Mobile Broadbandは期限までに支払いと融資証明の提出が完了せず、900MHz帯の落札は無効となっている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。