韓国のSK Telecomが5Gに向けて28GHz帯で3Dビームフォーミングの屋外試験を実施
- 2016年03月30日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomは第5世代移動通信システム(5G)の核心技術の屋外試験を実施したことを明らかにした。
SK Telecomは韓国のSamsung Electronicsと共同で屋外試験を実施しており、28GHz帯で3Dビームフォーミング技術の性能を評価したという。
ビームフォーミング技術は電波を制御することで特定方向に強い電波を発射する機能である。
5Gでの利用が見込まれる高い周波数は直進性が強く減衰が大きいため、エリア整備などの問題から移動体通信サービスでの利用が困難とされてきた。
しかし、特定方向に強い電波を発射して電波を遠くに到達させることで、移動体通信サービスにおける高い周波数の利用に関する問題を解消するという。
ビームフォーミング技術は5Gの核心技術として期待されており、SK TelecomとSamsung Electronicsは各種試験を通じて5Gの研究開発と標準化で先導する計画を明らかにし、また世界初の5Gの商用化を目指すことを改めて表明している。
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