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台湾の遠傳電信が2.6GHz帯の利用を開始、3CC CAを導入して遠傳 4.5Gとして展開



台湾の移動体通信事業者であるFar Eastone Telecommunications (遠傳電信)はLTEサービスにおいてFDD-LTE方式の2.6GHz(Band 7)の利用を開始した。

FDD-LTE方式の2.6GHz帯は2016年3月31日より正式に利用している。

これまでFar Eastone TelecommunicationsはLTEサービスでFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)とFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)を利用しており、2.6GHz帯の利用開始に伴ってLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)も導入した。

3CC CAの組み合わせはCA_3A-7A-28Aとなり、1.8GHz帯は10MHz幅*2、700MHz帯は10MHz幅*2、2.6GHz帯は20MHz幅*2であるため、通信速度は下り最大300Mbpsとなる。

1.8GHz帯は20MHz幅*2を保有しているが、一部は台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Mobile (台湾大哥大)がGSM方式で利用しており、Far Eastone Telecommunicationsによる利用が可能な帯域幅は限られている。

Taiwan Mobileのライセンスが満期を迎えれば、Far Eastone Telecommunicationsは1.8GHz帯で20MHz幅*2を利用できるため、3CC CAによって通信速度は下り最大375Mbpsに高速化する。

2.6GHz帯の運用は台北市、基隆市、新北市、宜蘭市、花蓮縣、桃園市、新竹市、新竹縣、台中市、南投縣、苗栗縣、雲林縣、彰化縣、屏東縣、高雄市、台南市の16縣市で開始しており、3CC CAは台北市、基隆市、新北市、桃園市、新竹市、台中市、屏東縣、高雄市、台南市の9縣市で商用化した。

3CC CAはFar EasTone 4.5G (遠傳 4.5G)として展開することも明らかにしている。

2.6GHz帯は連続した20MHz幅*2となるため、2.6GHz帯のみでは通信速度が下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。

なお、Far Eastone Telecommunicationsには日本最大の移動体通信事業者であるNTT DOCOMOが出資しており、NTT DOCOMOの出資比率は約4.7%となっている。

Far Eastone Telecommunications

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