南スーダンの携帯電話事業者MTN South Sudanが事業規模を縮小、経済危機が長期化すれば撤退も
- 2016年04月01日
- 海外携帯電話
南アフリカのMTN Group傘下で南スーダンの移動体通信事業者であるMTN South Sudanは事業規模を縮小していることが海外メディアの報道で分かった。
MTN South Sudanは南スーダンにおける経済危機の影響を受けて、給与の支払いや事業投資に支障が発生しており、人員削減や提供エリアの拡大計画を中止するなど、事業規模を縮小している。
南スーダンは輸出の9割を石油が占める産油国であるが、石油利権を巡った長期にわたる内戦や石油生産の停止を受けて、極めて厳しい経済危機に直面している。
MTN South Sudanは外国人従業員は従来の75%まで削減し、現地雇用の従業員は55%を削減する計画という。
また、これまでは40の3G基地局の設置と100の3Gエリアの拡大を計画していたが、この計画は中止したことも明らかにされている。
南スーダンの経済危機が長期化すれば南スーダンにおける移動体通信事業から撤退する可能性があることも示唆している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。