コートジボワール当局がNIAMOUTIE TELECOMの携帯電話事業ライセンスを剥奪
- 2016年04月02日
- 海外携帯電話
コートジボワール(アイボリーコースト/象牙海岸)の政府機関で電気通信事業などを管轄するAutorite de Regulation des Telecommunications/TIC de Cote d’Ivoire (以下、ARTCI)はコートジボワールの移動体通信事業者であるNIAMOUTIE TELECOMの携帯電話事業のライセンスを剥奪することを2016年3月29日に決定した。
NIAMOUTIE TELECOMはコートジボワールで2006年8月28日に1.8GHz帯における陸上携帯移動無線ネットワークの構築および運用のライセンスを取得したものの、2012年になってようやくブランド名をCafe Mobileとして携帯電話サービスを始めた。
ライセンスの取得から携帯電話サービスの開始まで6年近く要したにもかかわらず、携帯電話サービスの開始当初はコートジボワールの最大都市・アビジャンのみを提供エリアとし、また携帯電話サービスの開始から3年間は主要な3都市のみを提供エリアとする計画を公表するなど、投資に消極的な姿勢は携帯電話サービスの開始当初より批判が出ていた。
また、コートジボワールにおける携帯電話サービスの加入者ベースのシェアでは1%を下回るなど低調な状況が続いている。
携帯電話事業への投資に消極的であることは規則違反と判断されており、またライセンス料の未払いが発生しているため、ARTCIはNIAMOUTIE TELECOMのライセンスを剥奪することに決めた。
NIAMOUTIE TELECOMに対してはすぐにSIMカードなど製品やサービスの販売を停止し、他の移動体通信事業者と国内ローミングについて協議するなど既存顧客の保護を命じており、2016年3月29日から30日以内に携帯電話事業を終了するよう通告した。
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