コートジボワール当局がComium CIの携帯電話事業ライセンスを剥奪
- 2016年04月02日
- 海外携帯電話
コートジボワール(アイボリーコースト/象牙海岸)の政府機関で電気通信事業などを管轄するAutorite de Regulation des Telecommunications/TIC de Cote d’Ivoire (以下、ARTCI)はコートジボワールの移動体通信事業者であるCOMIUM Cote d’Ivoire (Comium CI)の携帯電話事業のライセンスを剥奪することを2016年3月29日に決定した。
COMIUM Cote d’IvoireはレバノンのComium Group傘下の企業で、コートジボワールでは2007年2月3日に1.8GHz帯および900MHz帯における陸上携帯移動無線ネットワークの構築および運用のライセンスを取得し、2007年5月31日よりブランド名をKoZ’として携帯電話サービスの提供を開始している。
しかし、ARTCIはCOMIUM Cote d’Ivoireに規則違反があり、改善が期待できないことなどを理由としてライセンスの剥奪を決定した。
ライセンスを剥奪する主な理由としてCOMIUM Cote d’Ivoireによる投資が不十分であるためにネットワークのエリア整備が遅れており、またライセンス料の未払いが発生していることを指摘している。
また、ARTCIはシェアが低い移動体通信事業者は統合して競争力を高めることなどを提案していたものの、COMIUM Cote d’Ivoireを含むシェアが低い移動体通信事業者はARTCIの提案を拒否した模様である。
COMIUM Cote d’Ivoireに対してはすぐにSIMカードなど製品やサービスの販売を停止し、他の移動体通信事業者と国内ローミングについて協議するなど既存顧客の保護を命じており、2016年3月29日から30日以内に携帯電話事業を終了するよう通告した。
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