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マレーシアのTelekom Malaysiaが携帯電話事業に再参入することを宣言



マレーシアのTelekom Malaysia (TM)は2016年に携帯電話事業に再参入することを宣言した。

マレーシアメディアがTelekom Malaysiaの最高経営責任者へのインタビュー記事を2016年4月4日に掲載しており、Telekom Malaysiaは携帯電話事業への再参入に向けて2週間以内に新しいプランを公開するという。

これまでTelekom Malaysiaは前身のSyarikat Telekom MalaysiaがSTM Cellular Communicationsに出資して携帯電話事業を手掛けていたが、携帯電話事業部門の分離後は携帯電話事業から撤退している。

なお、STM Cellular Communicationsは社名の変更を経てCelcom Axiataとなっている。

その後、Telekom Malaysiaは850MHz帯を保有しており、ブランド名をTMgoとしてデータ通信専用でLTEサービスを開始している。

一方でTelekom Malaysiaの子会社であるPacket One Networks (Malaysia)は2.3GHz帯と2.6GHz帯を保有し、ブランド名をP1として2.3GHz帯でWiMAXサービスを提供しており、2.6GHz帯ではLTEサービスを導入する計画である。

固定通信では強力なTelekom Malaysiaであるが、移動体通信ではTMgoの加入者数が約60,000件、P1の加入者数が約170,000件と伸び悩んでおり、移動体通信事業を強化するために携帯電話事業に再参入する。

Telekom MalaysiaはP1の加入者に対して国際ローミングを提供することでCelcom Axiataと合意し、またPacket One Networks (Malaysia)への出資比率を引き上げており、Telekom MalaysiaはPacket One Networks (Malaysia)を通じて携帯電話事業に参入することは確実と見られてきたが、それをTelekom Malaysiaの最高経営責任者が認めたことになる。

The Star Online

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