シンガポールのMyRepublicが4G LTEトライアルを6月30日に終了へ
- 2016年06月19日
- 海外携帯電話
シンガポールの通信事業者であるMyRepublicはシンガポールで第4の移動体通信事業者を目指して2015年10月22日よりLTEサービスのトライアルを実施していたが、2016年6月30日をもって終了することを案内している。
MyRepublicは移動体通信事業のライセンスを保有していないが、シンガポールの政府機関で電気通信事業などを管轄するシンガポール情報通信開発庁 (Infocomm Development Authority of Singapore：以下、iDA)はHeterogeneous Network (以下、HetNet)のトライアルを実施するための限定的なライセンスをMyRepublicに交付しており、MyRepublicはHetNetのトライアルの一環としてLTEネットワークを運用している。
本来はHetNetのトライアルであるが、移動体通信事業者への参入を狙うMyRepublicはMobility Trialとして移動体通信を前面に出し、トライアル参加者には無制限のデータ通信を提供してアピールした。
iDAは2016年に移動体通信向けの周波数オークションを実施することを決めており、新規参入用の周波数オークションは2016年第3四半期に実施する。
MyRepublicはLTEネットワークの運用を当初の計画から大幅に延長していたが、周波数オークションを実施する2016年第3四半期を迎えるまでにLTEネットワークの運用を終了し、運命の周波数オークションに集中する計画である。
なお、シンガポールではMyRepublic以外にConsistelの子会社であるOMGTelも新規参入を狙っていることが判明している。
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