NTTドコモが資本参加するバングラデシュのRobi AxiataとAirtel Bangladeshの合併が延期
- 2016年07月16日
- 海外携帯電話
バングラデシュの移動体通信事業者であるRobi AxiataとAirtel Bangladeshの合併が延期していることが分かった。
Robi Axiataの親会社であるマレーシアのAxiataとAirtel Bangladeshの親会社であるインドのBharti Airtelは2016年1月にRobi AxiataとAirtel Bangladeshを合併させることで合意しており、2016年前半中に取引を完了する見込みとしていたが、2016年7月の時点で合併は完了しておらず当初の計画より遅れている状況にある。
新たな合併の完了時期に関する計画は公開されていない。
Robi AxiataはAxiataとNTT DOCOMOの合弁会社で、出資比率はAxiataが91.6%、NTT DOCOMOが8.4%となる。
Airtel BangladeshはBharti Airtelの全額出資子会社である。
合併はRobi Axiataを存続会社とする吸収合併とする計画で、合併後の出資比率はAxiataが68.7%、Bharti Airtelが25.0%、NTT DOCOMOが6.3%となる計画としている。
バングラデシュで携帯電話サービスを手掛ける移動体通信事業者はRobi AxiataとAirtel Bangladeshのほかに、Grameen Phone、Banglalink Digital Communications、Teletalk Bangladesh、CitycellブランドのPacific Bangladesh Telecomの計6社が存在する。
2015年末時点における加入数ベースのシェアは1位がGrameen Phoneで約42.3%、2位がBanglalink Digital Communicationsで約24.7%、そして3位がRobi Axiataで約21.4%、4位がAirtel Bangladeshで約7.6%となり、トップ3のみで90%近くのシェアを占めている。
Robi AxiataとAirtel Bangladeshの合併が実現すれば、合併後のRobi Axiataは加入数ベースのシェアで2位となる。
AxiataはこれまでにカンボジアでHello AxiataとSmart MobileブランドのLatelzを合併してSmart Axiataを設立、インドネシアでXL AxiataがAxis Telekom Indonesiaを買収、スリランカでDialog Axiataの全額出資子会社であるDialog Broadband NetworksがSuntelを買収しており、各国で合併や買収を成功させているとアピールしている。
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