台湾向けスマートフォンBenten V7は4G+3GのDSDAに対応
- 2016年08月09日
- Android関連
台湾のFlat international (力平国際)が販売するスマートフォン「Benten V7」はデュアルSIMおよびデュアルアクティブに対応することが分かった。
まずはスペックを紹介しておくと、OSにはAndroid 5.1 Lollipop Versionを採用する。
チップセットは64bit対応のMediaTek MT6735を搭載し、3GモデムとしてMediaTek MT6276Aも搭載している。
CPUはクアッドコアで動作周波数は1.3GHzとなっている。
ディスプレイは約5.5インチHD(720*1280)液晶を搭載する。
カメラはリアに約2000万画素CMOSイメージセンサ、フロントに約1200万画素CMOSイメージセンサを備える。
通信方式はFDD-LTE 1800(B3)/900(B8)/700(B28) MHz, W-CDMA 2100(I) MHz, GSM 1800/900 MHzに対応する。
LTE UE Category 4に対応しており、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
SIMカードはデュアルSIMで、2個のMicro SIM (3FF)サイズのSIMカードスロットを備える。
Bluetooth 4.0や無線LAN IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)にも対応する。
システムメモリの容量は2GBで、内蔵ストレージの容量は16GBである。
外部メモリを利用可能で、microSDカードスロットを備える。
電池パックは取り外し可能なリチウムイオン電池で、容量は3000mAhとなっている。
カラーバリエーションは金色と白色の2色を用意している。
価格は9,900台湾ドル(約32,000円)に設定されている。
開発や製造は中国のShanghai Rhea Communications Technology (海瑞亞通信技術)が手掛け、台湾における総代理店はFlat internationalとなる。
Benten V7の最大の特徴はデュアルSIMおよびデュアルアクティブに対応することで、4G+3G 双卡双待双通とアピールしており、台湾のレビューで動作が確認されている。
デュアルSIMは一般的にDSSS (Dual SIM Single Standby:双卡単待)、DSDS (Dual SIM Dual Standby:双卡双待)、DSDA (Dual SIM Dual Active:双卡双通)の3種類に分けられ、Benten V7はDSDAに該当する。
DSSSは2枚のSIMカードを挿入可能であるが、待受および通信は1枚のSIMカードのみであり、設定などからSIMカードの切り替えが必要となる。
DSDSは2枚のSIMカードを挿入可能で、同時に両方のSIMカードで待受できるが、通信は片方のSIMカードのみである。
DSDAは2枚のSIMカードを挿入可能で、同時に両方のSIMカードで待受および通信できる。
例えば、DSDSであればプライマリのSIMカードでデータ通信中にセカンダリのSIMカードで音声通話を利用するとプライマリのSIMカードはデータ通信が切断されるが、DSDAはプライマリのSIMカードでデータ通信を利用中にセカンダリのSIMカードで音声通話を利用してもプライマリのSIMカードはデータ通信を切断することなく利用できる。
Benten V7はDSDAに対応するため、台湾のレビューではプライマリのSIMカードでテザリング機能を利用中にセカンダリのSIMカードで音声通話を利用してもテザリング機能を利用できると説明している。
なお、Benten V7はプライマリのSIMカードを切り替えることは不可で、SIM 1はプライマリ固定でFDD-LTE/W-CDMA/GSM方式に対応、SIM 2はセカンダリ固定でW-CDMA/GSM方式に対応となる。
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