アブハジアの携帯電話事業者Aquafon-GSMがロシアとの国境付近にショップをオープン
- 2016年08月27日
- 海外携帯電話
アブハジアの移動体通信事業者であるAquafon-GSMはロシアとの国境付近に新たなカスタマーサービスセンターを開設したと発表した。
出入国審査場のすぐ近くにカスタマーサービスセンターを開設しており、無料で無線LANや充電のサービスを提供するという。
そのため、外国人訪問者はアブハジアに入域してすぐに無線LANや充電を利用可能としている。
また、観光案内所も兼ねるとしており、アブハジアの地図や観光地の案内も無料で提供するとのことである。
アブハジアはジョージア(旧グルジア)が領有権を主張しているが、ジョージア政府の実効支配は及んでおらず、事実上の独立状態にある。
国家承認はロシアを含む数ヶ国がアブハジアを承認している程度であるが、アブハジアではジョージアやロシアとは異なる独自の移動体通信事業者がサービスを提供しており、Aquafon-GSMがアブハジア初の移動体通信事業者となった。
ロシアのMegaFonがAquafon-GSMの株式51%を保有しており、アブハジアを自国の一部と主張するジョージアはAquafon-GSMの事業を認めず、ジョージア政府がMegaFonに制裁金を命じるなどトラブルの発生もしばしばある。
なお、2014年末時点でAquafon-GSMの加入数は約15万件、シェアは約61%である。
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