タイの携帯電話事業者AIS、加入数は再び4000万件目前に
- 2016年11月09日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)は2016年第3四半期の決算発表資料を公開した。
2016年第3四半期のサービス収益は306億2,600万タイバーツ(約913億3,550万円)となり、前年同期から2.2%増、前四半期から1.5%増を記録した。
サービス収益の内訳は移動体通信の音声が124億9,400万タイバーツ(約372億6,068万円)、移動体通信の音声以外が162億4,200万タイバーツ(約484億3,829万円)、固定通信が2億3,200万タイバーツ(約6億9,189万円)、その他が16億5,900万タイバーツ(約49億4,761万円)である。
加入数はポストペイド契約が6,108,700件、プリペイド契約が33,764,700件、合計は39,873,400件となった。
2015年第2四半期には40,061,100件を記録したが、2015年9月末に実名登録が未完了のSIMカードは抹消したことで2015年第3四半期は37,810,700件まで減少していた。
2015年第4四半期からは4四半期連続で増加しており、2016年第2四半期は39,355,000万件であるため、増加幅を考慮すると2016年第4四半期には4,000万件に再び到達する可能性がある。
ポストペイド契約の比率は約15.3%、プリペイド契約の比率は約84.7%となっており、依然としてプリペイド契約が圧倒的多数の状況である。
すべての加入数のうちデータ通信の利用率は約57%で、前年同期の54%、前四半期の56%から増加した。
LTE対応端末の利用率は約24%で、前年同期はLTEサービスの開始前であるため0%、LTEサービスを開始した2016年第1四半期からは約16%、約19%と順調に伸ばしている。
タイバーツベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が597タイバーツ(約1,780円)、プリペイド契約が186タイバーツ(約555円)、すべての加入数が248タイバーツ(約740円)となる。
W-CDMA方式の3G基地局は35,000局で、前年同期の25,100局、前四半期の32,000局から増加している。
FDD-LTE方式の4G基地局は前年同期は0局で、設置を開始した2016年第1四半期から7,000局、10,000局、15,500局、そして2016年第3四半期は21,000局と増やした。
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