koryolinkに投資したエジプトの通信事業者が北朝鮮への投資を中断
- 2013年12月08日
- 海外携帯電話
エジプトの通信事業者であOrascom Telecom Media and Technology Holding (以下、OTMT)は朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)への投資を中断することが分かった。
投資の収益を回収するまで、北朝鮮への投資を追加しない方針という。
OMTMは社名をGlobal Telecomに変更したOrascom Telecomから分社化しており、VimpelComが買収資産に含まないOrascom Telecomの事業を継承した。
2007年より北朝鮮で投資を開始しており、移動体通信事業や銀行設立及びホテル建設を手掛けている。
ホテル建設では北朝鮮最大のホテルとして平壌市内の柳京ホテル(Ryugyong Hotel/류경호텔)の建設を手掛けたものの、資金不足や電源不足で建設を中断したこともあり、収益化を実現できなかったという。
ただ、OTMTが投資した事業で移動体通信サービスは利益を出している。
OTMTは北朝鮮の国営企業であるKorea Posts and Telecommunications Corporation (朝鮮逓信会社)と合弁でCHEO Technology JV Company (逓オ技術合作会社)を設立し、ブランド名をkoryolink (高麗リンク)として移動体通信サービスを提供している。
CHEO Technology JV Companyの収益は北朝鮮側が送金を制限したことにより、OTMT側には入っていないとされており、これが北朝鮮への投資を中断する原因のひとつと思われる。
・TeleGeography
http://www.telegeography.com/products/commsupdate/articles/2013/12/06/orascom-freezes-investment-in-north-korea/
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