タイ当局、SIMカードの新規購入に指紋登録を義務化へ
- 2016年11月28日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信分野などを管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (NBTC)はSIMカードの新規購入時に指紋登録を義務化することがタイメディアの報道で分かった。
暫定計画では2017年2月より新たなSIMカードの購入に指紋登録を義務化する方針で、プリペイドおよびポストペイドが対象となる。
モバイルバンキングの普及が進むにつれてモバイルバンキングが詐欺などの犯罪に活用される懸念があり、より高度なセキュリティを確保するために指紋登録を義務化するという。
タイでは2015年2月よりプリペイドSIMカードの利用者に対して実名登録を義務化しており、携帯電話を利用した犯罪を防ぐための取り組みを強化している。
指紋登録の義務化はモバイルバンキングにおける安全性の確保だけではなく、手口が高度化する犯罪全般を未然に防ぐ狙いもあると思われる。
なお、指紋登録システムはカセサート大学の工学部が開発したものを採用するとのことである。
安全上の理由でSIMカードの購入時に指紋登録を義務化した国は徐々に増えている。
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