ZTEがProject CSXで選出したスマートフォンHawkeyeのクラウドファンディングを開始、視線計測を活用
- 2017年01月05日
- Android関連
中国のZTE (中興通訊)の米国法人であるZTE (USA)はスマートフォン「ZTE Hawkeye」のクラウドファンディングによる資金調達を開始した。
ZTE HawkeyeはProject CSXで募集したコンセプトから選ばれたスマートフォンである。
なお、Project CSXはZTEのコミュニティサイトでコンセプトを公募し、選出された優秀なコンセプトを元にスマートフォンを開発するプロジェクトとなり、ZTE Hawkeyeのペットネームも公募で選ばれた。
ハンズフリーとアイトラッキングをキャッチコピーとしており、視線計測(アイトラッキング)機能と自己粘着性ケースを備える。
自己粘着性ケースを装着することで、垂直な壁などにスマートフォンを貼り付けることが可能となる。
また、視線計測機能の活用によりスマートフォンを手に保持せず、スマートフォンの本体に視線を送るだけで操作できる。
音声操作も対応しており、複数のユニークな機能を組み合わせることで、手が塞がっている場合もスムーズな操作性を提供するという。
スペックの一部も公開されており、OSにはAndroid 7.0 Nougat Versionを採用し、アップデートも提供する計画である。
ディスプレイは約5.5インチで解像度はFHD(1080*1920)となり、リアのカメラはデュアルカメラとなる。
通信方式は4G/3G/2Gとしており、4Gは北米で最も一般的なLTE方式の周波数に対応し、3Gおよび2Gは世界中の一般的な周波数に対応するという。
少なくともFDD-LTE 1900(B2)/1700(B4)/700(B12) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応することは確実と思われる。
SIMカードはデュアルSIMで、SIMロックフリーとしている。
外部メモリを利用可能としており、microSDカードスロットを備える。
急速充電に対応した大容量の電池を搭載し、Hi-Fiオーディオ技術や指紋認証に対応する。
試作機のレンダリング画像も公開されているが、レンダリング画像はリアがデュアルカメラではなく、最終版はデザインが変更されると思われる。
クラウドファンディングはKickstarterで実施しており、資金調達の目標額は500,000米ドル(約5,787万円)である。
報酬ありの支援は199米ドル(約23,000円)以上で、報酬にはZTE Hawkeyeの本体と自己粘着性ケースが含まれている。
送料は無料で2017年9月に出荷予定であるが、出荷時期は変更される場合があるという。
米国政府による禁輸措置の対象である朝鮮民主主義人民共和国、イラン、シリア、スーダン、クリミア半島、キューバを除いた世界中に出荷可能としている。
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